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2025.03

都会のけん騒に咲く桜
〜六本木と大阪城、春の華やぎを求めて〜

都会のけん騒に咲く桜〜六本木と大阪城、春の華やぎを求めて〜①

都会のけん騒に咲く桜〜六本木と大阪城、春の華やぎを求めて〜②

春の訪れを告げる桜。
その淡いピンクの花びらは、日本人の心に深く刻まれた美しさです。

今回は、東京サロンのある港区六本木と大阪サロンのある大阪市、2つのサロンの近くで楽しめる桜の名所をご紹介します。ビジネス活動の合間に、あるいは週末のお出かけに、心癒やされる桜の風景を堪能してみてはいかがでしょうか。

🌸東京サロン・六本木 スペイン坂の桜

都心にありながら、静かなたたずまいを見せるスペイン坂。六本木1丁目と赤坂1丁目の間に位置するこの坂道は、春になると見事な桜のトンネルに姿を変えます。

都会のけん騒に咲く桜〜六本木と大阪城、春の華やぎを求めて〜③

「スペイン坂」という名前の由来は、六本木通りからスペイン大使館につながることから名付けられました。この坂は、1986年に完成したアークヒルズの開発に伴って整備されたもので、比較的新しい坂道です。春になると、スペイン坂の両側の歩道に植えられた桜が、坂道を覆うように咲き乱れます。オフィスビルの谷間に美しい桜のトンネルが形成され、多くの人々の目を楽しませます。

お勧めの楽しみ方

スペイン坂の桜は、都心における桜の名所として知られています。緩やかな傾斜の坂道をゆっくりと歩きながら、頭上に広がる桜の花びらを眺めるのがお勧めです。
また、ナチュラリープラス本社・東京サロンのある泉ガーデンの隣のアークヒルズサウスタワーからアーク森ビルに続く歩道橋や、泉屋博古館側への歩道橋からは、桜のトンネルを上から楽しむこともできます。周辺にはカフェやレストランも多いので、お花見の後に一息つくお店にも困りません。

都会のけん騒に咲く桜〜六本木と大阪城、春の華やぎを求めて〜④

🌸大阪サロン・大阪城公園の桜

大阪を代表する観光スポット、大阪城公園。春になると、約3000本ものソメイヨシノが咲き誇り、壮大な景色をつくり出します。大阪サロンからは、桜が広がる公園の中にたたずむ大阪城の姿を上から眺めることができます。

都会のけん騒に咲く桜〜六本木と大阪城、春の華やぎを求めて〜⑤

せっかくなら、大阪城公園まで足を伸ばして近くで桜を楽しむのはいかがでしょうか。
大阪城の桜は、その数の多さだけでなく、さまざまな場所で異なる風景を楽しめることが魅力です。特にお勧めのスポットは、桜門と南外堀方面です。桜が多く、南外堀周辺には芝生エリアもあるので、お弁当を広げてお花見を楽しむこともできます。また、西の丸庭園は有料エリアですが、手入れの行き届いた芝生の上で大阪城と桜を同時に楽しめる特等席です。

夜桜が楽しめる観桜ナイター

都会のけん騒に咲く桜〜六本木と大阪城、春の華やぎを求めて〜⑥

大阪城公園の桜は、昼と夜で異なる表情を見せます。昼間は青空と桜のコントラストを、夜はライトアップされた幻想的な桜を楽しむことができます。桜の時季になると西の丸庭園では夜9時まで開園時間が延長される「観桜ナイター」も開催されるので、夜桜もお勧め。

🌸造幣局 桜の通り抜け

大阪サロンのある京橋からは少し離れますが、大阪の桜の名所として欠かせないのが、造幣局の「桜の通り抜け」です。毎年4月上旬ごろに約1週間だけ一般公開される、貴重な桜の名所です。
造幣局のある旧淀川沿いは、昔から景勝の地で、春は桜、秋は月見、夏は涼み舟や花火など四季折々のにぎわいを見せ、中でも春の桜が有名で、対岸を「桜ノ宮」と呼ぶにふさわしく、一帯に桜が咲き乱れていたといわれています。

都会のけん騒に咲く桜〜六本木と大阪城、春の華やぎを求めて〜⑦

造幣局の桜は、明治の初めに藤堂藩の蔵屋敷から移植され、品種が多いばかりでなく、他では見られない珍しい里桜が集められていました。明治16年、時の造幣局長(遠藤謹助)の「局員だけの花見ではもったいない。大阪市民の皆さん方と共に楽しもうではないか」との提案により、満開時の数日間に、構内川岸の桜並木が一般開放されるようになりました。

現在、造幣局構内には約130種、約370本の桜が植えられています。その多くが珍しい品種で、黄色い桜や八重の桜など、ソメイヨシノとは一味違う桜を一度に楽しむことができます。

都会のけん騒に咲く桜〜六本木と大阪城、春の華やぎを求めて〜⑧

例年、開催の約1カ月前ごろに造幣局のウェブサイトで開催期間が公開されますので、3月上旬ごろに確認することをお勧めします。

都会のけん騒に咲く桜〜六本木と大阪城、春の華やぎを求めて〜⑨

毎年「今年の桜」となる品種が選ばれる。2024年の「今年の花」大手鞠


東京サロンと大阪サロン、それぞれの近くにある桜の名所をご紹介しました。近くを訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください🌸


参考:特別史跡大阪城公園公式サイト、独立行政法人造幣局公式サイト

文:しう

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