2025.05
新緑の季節、これからキャンプやバーベキュー、ハイキングなど、屋外で楽しく食事をする機会も多くなるのではないでしょうか✨一方、温度や湿度が高くなるので、食中毒の原因となる細菌(腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラ属菌、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌など)が増殖するのに適した季節でもあるため、食中毒には注意が必要です☝
今回の「知って得する♪健康クイズ」は、食中毒に関する問題2問!
ぜひチャレンジしてみてください💪
【クイズ①】
お弁当にミニトマトを入れるとき、ヘタは付けたまま?それとも取る?
A:ヘタは付けたまま
B:ヘタは取る
答え B:ヘタは取る
ミニトマトのように、ヘタの周りに細かいくぼみがある部分は、水で洗っても細菌が残ってしまうことがあります。洗う前にヘタを取り、水分をペーパータオルなどで拭き取ってからお弁当箱に詰めましょう。
【クイズ2】
食中毒が起きやすいのはどちらでしょうか?
A:水筒にスポーツドリンクを入れる
B:水筒に緑茶を入れる
答え A:スポーツドリンク
スポーツドリンクには塩分が含まれているので、水筒にサビや傷があると金属が飲料に溶け出し、腹痛、吐き気、目まい、頭痛などを起こすことがあります。
水筒ややかんなど金属製のものに、スポーツドリンクなど塩分があるものを長時間入れると、金属が劣化してサビや傷ができやすくなりますのでご注意ください。
食中毒の3原則は、「つけない(清潔・洗浄)」「増やさない(迅速・冷却)」「やっつける(加熱・殺菌)」です。
①細菌をつけない:食中毒を起こす細菌は肉や魚、野菜などに付いていることが多く、手指や調理器具などを介して他の食品を汚染し、食中毒の原因となることもあります。しっかり洗浄や消毒をして防ぎましょう。
②細菌を増やさない:細菌を増やさないためには素早く調理して、早めに食べることが大切です。また食材は室温に長時間放置せず、冷蔵庫や冷凍庫で正しく保存してください。
③細菌をやっつける:一般的に食中毒を起こす細菌は熱に弱いものが多いので、加熱は効果的な殺菌方法です。加熱が不十分だと食中毒が発生する例が多いので気を付けてください。
※ウエルシュ菌とセレウス菌は耐熱性があり、加熱しても死滅しません。食中毒を防ぐためには、食材を冷蔵・冷凍などの適した温度で保存し、調理したものは早めに食べるよう心掛けてください。
楽しい思い出を台無しにしないよう、食中毒には十分気を付けてくださいね😊
文:なっぴ