2025.01
今回の健康クイズは「[b1]いちご[/b1]」です。
世界中で食されているいちごですが、いつから日本で食べられるようになったかご存じですか?
なんと、江戸時代末期の1830年代といわれています。いちごはオランダ船によって持ち込まれたので、当時は「オランダイチゴ」と呼ばれていたのだとか。その後、明治時代に農業が近代化されるにつれ、欧米からさまざまな種苗が導入されるようになり、1900年ごろには外国品種を使った営利栽培が始まったそうです。
果物売り場に赤く染まったかわいいいちごを見かけると、つい頰張りたくなるのは私だけではないでしょう🍓
では、そんないちごに関するクイズに挑戦してみてください!
[b1]【クイズ①】
摘み取ったいちごは追熟する?[/b1]
[b2]A:追熟する
B:追熟しない[/b2]
[b1]答え:B 「追熟しない」[/b1]
いちごは収穫された後は、置いていても甘くはなりません。
摘み取るまではどんどん糖分が蓄えられるため糖度は増していきますが、摘み取った後は赤く色付いていくことはあっても追熟はしません。ビタミンCや香りも日ごとに減っていきます。いちごは買ったらすぐに食べることでビタミンも取れると覚えておきましょう!
[b1]【クイズ②】
いちごをきれいに洗うには、ヘタを取り流水で洗うのがよい[/b1]
[b2]A:✕
B:〇[/b2]
[b1]答え:A 「✕」
ヘタを取り流水で洗うと栄養がロスします。[/b1]
お勧めの洗い方は、ボウルに水を張り、お酢を少し入れて優しくかき混ぜて洗います。
汚れが沈んだら手ですくって、ペーパータオルに乗せて水気を切って召し上がってください。
いちごのビタミンCは、流水で洗うと約15%減少し、ヘタを切ると約20%減少します。
いちごの葉には、カテキンの21倍の抗酸化作用をもつアグリモニインやケルセチンなどが含まれるので、捨てるのはかなりもったいないです。ヘタごとスムージーにしたり、ミネラルウォーターに浸けてフレーバーウォーターにしたりするのもよいですね。
購入したら、手早く洗って、すぐに食べるのがポイントですが、食べる際は、ヘタの部分より先端の方が甘いので、ヘタをカットして中央から食べ始めると最後に甘みが感じられます。
参考:世界文化社「その調理、9割の栄養捨ててます!」/農林水産用ホームページ
文:すけがわ みほこ