2025.09
9月は世界的な「認知症月間※」です。高齢化が進む日本において、認知症は誰にとっても身近な問題ですが、日常のちょっとした工夫で予防に役立てることができます。その一つが、言葉を使った遊びです。
例えば「だじゃれ」や「早口言葉」は、思わず笑ってしまうユーモアや、滑らかに言おうとする工夫が脳を刺激します。だじゃれを考えるときには、似た音の言葉を探し、意味をつなげる中で柔軟な発想力が働きます。また、早口言葉に挑戦すると、発音やリズムを意識しながら集中力や記憶力を駆使する必要があります。どちらも脳の「言語中枢」だけでなく、「注意力」や「感情」に関わる領域も一緒に活性化させることが分かっています。
さらに、こうした言葉遊びは一人で取り組むだけでなく、家族や友人と一緒に楽しむことでコミュニケーションが広がり、社会的なつながりの維持にも役立ちます。笑いや会話は心の健康にも直結し、孤独感の軽減やストレスの緩和にも効果的です。
今回のコラムは、今年『毎日5秒読むだけで脳にスゴイ効果 音読 脳活ことば遊び』を出版した、日本だじゃれ活用協会にご協力いただき、だじゃれの入った脳活言葉遊びをご紹介します。
“くすり”と笑いながら、いつまでも元気で過ごす”クスリ”になりますように!さあ、一緒に脳を楽しく鍛えましょう♪
5つのポイントを意識しながら、音読して脳活効果をUPさせましょう!
※認知症の日/認知症月間(世界アルツハイマーデー/世界アルツハイマー月間):1994年「国際アルツハイマー病協会」(ADI)は、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓発を実施しています。
日本でも2024年1月に施行された「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」において、国民の間に広く認知症についての関心と理解を深めるために、毎年9月21日を「認知症の日」、9月を「認知症月間」と定めています。
文章:日本だじゃれ活用協会
イラスト:黑虎WORKS